中国人とバッグ
国が変われば価値観も変わる...。
そのひとつの特徴になっているのが“装飾品”です。
毎日身につけているものだからこそ 価値観や美的感覚が表れるんですね。
今回は中国ローカルで感じた“カバン”への感覚の違いを紹介していきます。
日本との違いなどについて知ると面白いかも。
カバンを持たない男性
中国では圧倒的にカバンを持たない男性が多いですね。
この理由についてはブログのコメントなどで教えてもらいましたが
おもに3つの理由だそうです。
(1)中国は地下鉄で荷物チェックがある
中国で普及し始めている地下鉄ですが、毎回改札のところで荷物チェックがあります。
これが非常に面倒くさい!
カバンを持っていると毎回並んで機械に通す必要があるんです。
これが面倒だから手ぶらで生活している...という方も多いようですね。
(2)中国は色々なところにゴミ箱がある
日本ではあまり見かけない公共スペースのゴミ箱ですが、中国ではたくさんあります。
空のペットボトルやチラシなんかは持ち歩かなくても気軽に捨てられるんですね。
なのでカバンがいらないんです。
(3)シェアサービスの普及
日本でも話題になっていたシェアサイクルだけではなくて、シェア傘やらシェアモバイルバッテリーなど様々なシェアサービスが普及しています。
なので中国の大都市なんかではスマホ一台あれば何でもできちゃうんですね。
実用性重視
中国ではとくに機能性や実用性が重視される傾向がありますね。
たとえば中国の鉄道に乗ったときのこと
(あっ...あの人のリュックの持ち手とれそう...)
(⁉︎ こっちの人もとれそう!)
けっこうボロボロのカバンやリュックを使ってる人多いんですよね〜
これは「使えるんだから問題ない!」ということなのでしょう。
日本だったら少し色あせただけでも「外で使うのは恥ずかしい...」と思っちゃうようなものでも中国では気にせず使っている人も多いんです。
でもステータスシンボルとしても使われる
「じゃあ中国人は使えれば何でもいいの?」と思われるかもしれません。
実はそうでもないんです!
矛盾するようですが、中国での貧富の差は激しく、価値観などもかなりの差があります。
とくに富裕層の方々にとってみればカバンはステータスシンボルなんです。
中国ローカルの銀行で見かけたこんな格好のおばさん
上下ジャージですが、ヴィトンのカバンをもっており只者ではない雰囲気をかもしだしています。
さっそうと銀行奥手にあるVIPルームに消えて行きました....
相当な資産を持っているのでしょう。
服はテキトーでもカバンは一流ブランド。
こんなところにもカバンへの価値観を垣間見ることができました。
男性の愛をアプローチするための道具にも
中国でよく見かけるこんな光景
いかつい男性が女性向けのバッグを持っています。
「変わった趣味しているなー」と思っていたのですが
彼女のカバンを持ってあげているだけでした...
これはよくある光景で、とくに付き合いたてのカップルは男性が女性のカバンを持つのが当たり前とされています。
(いやいやwめっちゃ軽そうなカバンだけどっ)と思うこともありましたが、女性のカバンを持ってあげるという行為が重要なんだそうです。
まとめ 国が変わればカバンも変わる
国が変わればカバンの用途、価値観にも違いがあるんですね。
日本の場合には、実用性というよりかは見た目やコンパクトさが重要視されているように思います。
またトレンドがあって皆が同じようなカバンを持っているのも改めてびっくりしました。
(みんな同じリュック持ちすぎ〜)
これから別の国に行く機会があれば、その国の人たちのカバンに注目してみるのも面白いかもしれませんね、